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南京大虐殺、世界記憶遺産に登録

2015-10-10 11:20:48     cri    

 南京大虐殺遭難同胞記念館は10日、記念館を始めとする7つの機関が登録申請していた南京大虐殺に関する11の資料がユネスコの世界記憶遺産に正式登録されたと明らかにしました。

 今月4日から6日にかけて、ユネスコ世界記憶遺産国際諮問委員会第12回会議がアラブ首長国連邦のアブダビで開かれました。中国代表団のメンバーである南京大虐殺遭難同胞記念館の朱成山館長によりますと、会期中、14人からなる諮問委員チームが、各国が提出した候補について討議した結果が、登録対象リストとしてユネスコ事務局長に勧告され、討議の結果、現地時間9日夜、南京大虐殺に関する資料を登録することが発表されたということです。

 1937年12月13日、日本軍は南京を侵攻、その後の1ヶ月間、30万人あまりの一般市民や投降した兵士を残虐に殺害し、悲惨な南京大虐殺を引き起こしました。国際史学界において、南京大虐殺は、アウシュヴィッツ強制収容所、広島長崎の原爆投下とあわせて、第二次世界大戦の三大惨事と言われています。

 朱館長は、「これらの資料は南京大虐殺を如実に記録した一次資料であり、権威ある非常に重要な資料である」と述べました。

 世界記憶遺産プロジェクトは、「世界の人々の記憶に残すべき重要な文書・絵画・音楽・写真などを最新技術で保護すること」を目的として1992年に始められました。中国からはすでに『黄帝内経』や『本草綱目』、故宮博物院所蔵の「清代科挙上位合格者掲示板」や、雲南省の古代ナシ族が伝えるトンパ文字による古文書など、9点が登録されています。(ooeiei、向)

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