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中国とWHO高官、屠呦呦女史の研究成果を評価

2015-10-07 15:52:46     cri    

 中国の女性薬学者・屠呦呦(トゥー・ヨウヨウ)女史(84)が2015年ノーベル医学生理学賞を受賞したことを受け、中国国家衛生・計画生育委員会の李斌主任は6日、南アフリカのケープタウンで、「マラリアの特効薬となったアルテミシニンを発見した屠女史の研究成果は中国医薬研究界の誇りであり、中国とアフリカの医療衛生分野における協力の促進にもつながるだろう」と評価しました。

 李主任は同日開かれた第2回中国・アフリカ閣僚級衛生協力開発会議の開幕式で、「屠女史は中国の伝統医薬学に対する研究を重ねた結果、アルテミシニンを発見、世界に先駆けて、その抽出に成功した。現在、アルテミシニンをベースとした治療薬は、全世界のマラリア感染症治療薬のファーストチョイスとして採用されている」と述べました。

 また、世界保健機関(WHO)のアフリカ地域事務責任者であるモエティ氏は6日、屠氏の研究成果を「エキサイティングな功績」と評価した上で、マラリア治療におけるアルテミシニンの発見は「世界の人々の健康と福祉に大きな変貌をもたらした」としました。さらに「マラリアはアフリカの人々、とりわけ子どもの健康にとって大きな脅威となっている。長年、アルテミシニンは多くのアフリカ人の命を救い、アフリカの国連ミレニアム開発目標の実現にも大いに貢献した」と述べました。(洋、向)

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