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主要20カ国・地域(G20)貿易相会議が6日、トルコのイスタンブールで開かれました。参加者らは商工業界による貿易政策の提案や世界貿易の成長鈍化への対策、多国間貿易システムの最適化などの議題を巡って、幅広い共通認識に達しました。
中国の高虎城商務相はその席上、「近年になって、全世界の貨物貿易の成長速度は世界経済と比べて明らかに低下しており、その成長のエンジンとしての役割も大幅に弱まった。今後しばらくの間、世界経済と貿易投資の回復は依然として、非常に困難だろう。(G20は)有力な措置を取り、国際貿易と投資を促進し、世界経済の成長に貢献すべきだ」と指摘した上で、、次の3点を提案しました。
まず一つ目として、貿易成長のパワーアップを図ること。これは、中国は関係各国と共に、「一帯一路(シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード)」の構築と、国際的生産能力向上に関する協力を推進し、発展途上国の工業化プロセスをけん引し、経済的付加価値の向上と貿易の増量化を図っていくとするものです。
二つ目には、貿易のコストダウンを図ること。これは、中国が関係各国と協力し、インフラ施設の整備における相互連携性の強化や、「インターネットプラス」と国際電子商取引の発展により取引コストを引き下げる他、関係諸国と共に保護貿易主義に反対することで、貿易の政策リスクを回避し、、貿易利便化・自由化プロセスの推進などを通じて市場参入コストを引き下げていくとするものです。
三つ目には、取引メカニズムの一層の完備に努めること。これは、世界経済のガバナンスを担う重要なプラットホームとして、G20にとって経済成長を促進することはその核心的な任務となっていることから、G20に対し、全世界の貿易と投資を促進する面でより多くの責任を担うことが求められており、且つ、その能力を持っているとしたもので、関係各方面は、G20 閣僚級会議の開催固定化について積極的に討議し、年度会議にするなどの定例化措置を図るべきであるとするものです。
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