中国の建国記念日、国慶節に先立ち30日夜、北京の人民大会堂で、国務院主催による国慶節レセプションが開催され、建国66周年を盛大に祝賀しました。会場には、習近平氏や李克強氏、張徳江氏、劉雲山氏、王岐山氏、張高麗氏らの中国共産党と国家指導者、及び国内外からの参加者1100人余りが一堂に会して、中華人民共和国誕生の日を祝いました。

　李克強首相はレセプションで談話を発表し、「この66年来、特に改革開放政策の実施以来、中国共産党の指導と、中国人民の知恵と努力によって、中国の特色ある社会主義事業は世界から注目されるほどの輝かしい成果を収めた」とした上で、「世界経済が低迷し、中国経済も減速圧力が大きくなっている中、効果的な改革を行い、経済発展は良好な状態を継続しており、今年も経済発展の主目標が実現できると信じている」と述べました。

　また、李首相は「発展は民族復興の為の根本的な方法であり、最優先されるべき任務でもある。改革開放は発展の原動力であるから、全面的な改革の深化を継続していくべきだ。イノベーションで発展を推進していく戦略を実施し、さらに広い分野で対外開放を拡大していく。世界規模での競争と協力を進め、共栄関係の発展を実現したい」と述べました。

　ほかにも、李首相は「『一国二制度』や『香港人による香港の管理』、『マカオ人によるマカオの管理』という高度な自治制度を引き続き堅持し、香港とマカオの繁栄と安定を支持していく。『平和を旨とする統一政策、一国二制度』という基本方針を堅持し、海峡両岸の運命共同体を築いていきたい。平和の上の発展、協力による共栄という理念の下に、世界各国と共に幅広い共通利益を模索し、人類の平和と発展の新しい一ページを記して行きたい」と呼びかけました。（藍、向）