馬副首相は、「対話の中で、双方は戦略的な観点から中国とEUの協力を強化していくことを改めて強調した。今年は中国とEUの前身である欧州共同体の外交関係樹立40周年にあたる。この40年の間、中国とEUの関係は大きく発展し、双方や地域および世界の発展と安定に大きく貢献した。中国は対話の中で、EUの一体化プロセスをゆるぎなく支持してきた。繁栄と団結の欧州を歓迎する」と述べました。

　また、「双方は、『一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀の海上シルクロード）』の提唱や、国際的な産能協力と欧州投資計画のドッキングについて踏み込んだ交流を行い、中国・EU相互連結のプラットホームの構築に関する覚書に調印した」としました。

　さらに、「双方は開放的、公平な貿易環境と投資環境を共同で築き、対話と競争を通じて貿易摩擦を適切に処理すると改めて強調する。世界貿易機関（WTO）を代表とする多国間貿易体制を支持し、ドーハラウンド交渉を早期に終了し、今年末ごろに開かれる第10回WTO閣僚級会議で実質的な進展を収めるよう努力していく」と語りました。（玉華、keiko）