中国外務省の洪磊報道官は28日北京で開かれた定例記者会見で、先月17日にタイの首都バンコクで20人が死亡した爆発事件で2人の犯人が逮捕されたという取調べの進展に関し、記者の質問を受け、「この爆発事件を起した者は、誰であろうと、必ず法律によって厳しく処罰されるべきである」と述べました。

　タイの首都バンコクでは、8月17日に爆発事件が発生し、7人の中国人を含む20人が死亡しました。タイ警察本部は9月28日、犯罪者は人身売買業者であり、爆発事件はタイ政府の人身売買取締りに対する報復行為と見られると発表しました。17人の容疑者のうち、現在までに2人が逮捕されたということです。

　洪磊報道官は、「中国は、事件の取調べの進展状況に注目すると同時に、タイ政府と緊密なコミュニケーションを保ち、全力を挙げて被疑者を逮捕することを支持する」と述べるとともに、国際社会と共に、このような犯罪活動を厳しく取り締まる中国側の立場を示しました。（ZHL、向）