「中米首脳気候変動合同声明」の発表を受け、フランスのローラン・ファビウス外相は26日歓迎の意を表し、「声明は国連気候変動パリ会議の成功に役立つものだ」という見方を示しています。
ファビウス外相はこの日、「国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)のパリ開催まであと2ヶ月の時点に発表されたこの声明は、中米両国が気候変動に積極的に取り組んでいくことの強いシグナルであり、気候変動会議の参加国の意欲性を高めることができる」とし、中でも、低炭素成長に向かってのパターン転換という戦略が強調されたことに対し、「とりわけ嬉しく受け止めている」と話しました。
また、声明で明確にされた、中国は2017年までに全国規模のカーボン取引システムを整備すること、アメリカが電力や交通などの分野で引き続き二酸化炭素の排出を削減していくといった内容は、中米両国が気候変動の対応において、スピードアップして具体的な取り組みを講じていることを表している。このほか、研究開発への投資拡大などの内容が関連政策の実施に役立つという見方も示しました。
「中米首脳気候変動合同声明」は、中国は発展途上国の気候変動をサポートするため、200億元を拠出して、中国気候変動南南協力基金」を設立することを表しています。これに対し、ファビウス外相は歓迎の意を表しました。(Yan、Kokusei)
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