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習主席、国連開発サミットで重要な演説を発表

2015-09-27 12:07:28     cri    


 中国の習近平国家主席は26日、ニューヨークの国連本部で国連開発サミットに出席し、『永続的共同発展を図り 協力ウィンウィンのパートナーとなる』と題した重要な演説を発表しました。習近平主席は、国際社会がポスト2015年開発アジェンダを新たなスタートラインとして、公平かつ開放的、全面的、革新的な発展の道を切り開き、各国の共同発展を実現するよう努めるべきだと強調しました。

 習主席は演説の中で「国連創設70周年を迎えるに当たって、各国の首脳がニューヨークに集まり、発展の道について語り合うことは重要な意義を持っている。平和と発展は依然として今の時代の大きなテーマであり、グローバルな試練を解決するには、平和と発展を実現しなければならない」と指摘しました。

 また、「今回のサミットで可決されたポスト2015年開発アジェンダは、世界の発展に新しいビジョンを描き、各国間の発展と協力に新しいチャンスを提供していた。我々は公平な発展を勝ち取り、発展のチャンスを更に均等に持たせるべきである。これを目標に、各国は共通だが差異ある責任を背負うべきだ。グローバル経済管理を完全なものにし、発展途上国の代表性と発言権を拡大し、規則の制定に平等に参与する権利を各国に与えるべきだ」と強調しました。

 習主席はさらに「国際社会は協力を強化し、ポスト2015年開発アジェンダを共に実施し、協力ウィンウィンの実現に力を入れなければならない。国際社会は各国の発展能力を強め、発展途上国の能力建設の強化を助けるべきだ。国際開発環境を改善し、国際平和を共に維持し、平和をもって発展を促し、発展をもって平和を固めなくてはならない」と強調しました。

 習主席はまた、「改革開放以来のこの30年余りの間に、中国は特色ある発展の道を歩み、ミレニアム開発目標をほぼ実現させ、貧困人口を4.39億人減少し、教育、衛生、婦人などの分野で著しい成果を遂げた。この60年余りの間に、中国は国際の開発協力に積極的に参与し、166の国と国際組織に約4千億元(約70兆5千億円)の資金援助を提供し、60万人を超える協力隊員を派遣した。今後、中国は引き続き正義と利益を両立させ、正義優先という原則を堅持し、各国と共にポスト2015年開発アジェンダの実現のために努力していく」と指摘しました。

 習主席は最後に、「中国は『南南協力支援基金』を設立し、はじめは20億ドル(約2400億円)を提供し、発展途上国のポスト2015年開発アジェンダの実施を支援する。中国は引き続き後発開発途上国への投資を増やし、2030年までに投資金額が120億ドル(約10兆4400億円)に達するよう努力する。中国は後発開発途上国、内陸開発途上国、小島嶼開発途上国の今年の末に返済期限を迎える政府間の無利息融資債務を免除する。中国は国際発展知識センターを設立し、各国と共にそれぞれの国情にふさわしい発展の理論と実践を研究し、交流しあう。中国はグローバルエネルギーインターネットの構築を提案し、クリーンとグリーンな方式で世界の電力に対する需要を満たしていく。中国も各方面とともに、『一帯一路(シルクロード経済ベルトと21世紀海上シルクロード)』の建設を引き続き推進し、アジアインフラ投資銀行(AIIB)とBRICS新開発銀行を早く運営の軌道に乗せ、その役割を発揮させ、発展途上国の経済成長と民生の改善に力を尽くしたい。中国はポスト2015年開発アジェンダの実施を自らの責任として、団結して協力し、世界の発展事業の継続的な進展を推し進めていくことを約束する」と言明しました。(怡康、kokusei)

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