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中米首脳、会談後共同記者会見を開く

2015-09-26 15:44:15     cri    

 中国の習近平国家主席は25日ワシントンで、アメリカのオバマ大統領と会談しました。会談後、両国の首脳は共同記者会見を開きました。

 習主席はその席上、両国の首脳会談の具体的な成果を紹介した上で、「36年の時を経て、中米両国の利益は深く関わっており、世界平和と人類の進歩に対して背負っている責任も一層大きくなった。双方の協力の範囲とその可能性もさらに大きくなってきている。中国はアメリカと共に、粘り強く地道に、両国関係を絶えず新たな段階へと導き、両国と世界の人々により多くの利益をもたらしたい」との考えを示しました。

 習主席はまた、「中国は断固として平和的発展の道を歩み、世界各国との友好協力を発展させることに力を入れていく。アメリカと共に新型大国関係の構築に取り組み、衝突せず対抗せず、相互尊重、協力互恵という中米関係を実現させることが、中国の外交政策における優先方向だ」と強調しました。さらに「中米双方は南海問題においても多くの共通利益を持っている。双方はいずれも南海の平和と安定の維持を支持しており、当事国が交渉を通じて問題の平和的解決を図ることに賛成している。また、'南海各国行動宣言'を全面的かつ効果的に実施し、協議で意見の一致を見た上で'南海行動準則'を一日も早く作成することを支持する」と指摘しました。

 サイバーセキュリティの問題について、習主席は、「中米は共にインターネットの大国として、対話と協力を強化すべきであり、対抗や摩擦は望ましくないことだ。サイバー犯罪への取り締まりにおいて、両国の主管部門は、国際社会がサイバー空間に適した国家行動準則を制定することを検討し、サイバー犯罪に対し合同で対策を立てることや、関連のハイレベルな対話メカニズムを構築することで重要な共通認識に達した」と述べました。

 中米関係に関する質問に答えた際、習主席は「中米間においては、意見の食い違いより、共通利益の方が遥かに多い。双方が両国と世界の人々の根本的な利益に立脚し、中米新型大国関係の構築に取り組むよう心から望んでいる」と語りました。

 オバマ大統領は習主席のアメリカ公式訪問を改めて歓迎し、中国側の協力、努力に感謝の意を表しました。また、習主席との会談を「非常に実り豊かなものだ」として、「経済貿易や投資、サイバーセキュリティ、南海、人権、人的文化交流の他、イラン核問題の包括的解決や朝鮮半島の非核化の推進、アフガニスタンの復興、気候変動対策、平和維持などの議題を巡って、率直かつ建設的な意見交換を行い、互いの理解を深め、重要な共通認識に達した」と明らかにしました。その上で、「アメリカは1つの中国という政策を堅持する」と改めて強調しました。(洋、Keiko)

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