中国科学技術協会は20日、国民の科学的教養に対する第9回調査の結果を発表しました。2015年、科学的教養を持つ国民の比率は2010年の3.27％に比べ大幅に上昇し、6.20％となりました。「第12次5カ年計画」期間中の目標だった5％以上を実現したことになります。

　上海、北京、天津が上位を占め、それぞれ、18.71％、17.56％、12.00％です。都市部の上昇幅が大きく、2010年の4.86％から9.72％に上昇しました。農村部は2010年の1.83％から2.43％に上昇しました。

　年齢別では18歳から29歳が11.59％、30歳から39歳が7.16％。性別では男性が9.04％、女性が3.38％となっています。

　報告では「国民の科学的教養のレベルは、急速な発展段階に入っており、中国が2020年までに革新的な国にランキングするための強固な基盤となる」としています。（玉華、YM）