中国の李克強首相は18日午後、北京にある中南海紫光閣で第三回中仏ハイレベル経済財政金融対話の参加で中国訪問中のミシェルサピン仏財務相と会談しました。

　李首相はこのほどのフランス訪問を振り返り、「中国はフランスと共にマクロ政策における調整を強め、民生用原子エネルギーや金融などの分野での協力を行い、第三国市場での協力を推し進め、中仏協力の新しい局面を切り開いていきたい」と話しました。

　李首相はまた、目下の中国の経済情勢を紹介し、「中国経済はすでに世界経済と深いレベルで融合しあっている。中国はこれからも外資を利用するという改革開放の政策を変えずに、引き続き外資の中国進出により多くの便宜を図っていく」と強調しました。

　ミシェルサピン財務相は「フランスは李首相からの第三国での協力という建設的な提唱を極めて重視しており、中国側と共にこれを実施し、いち早く成果を収めたい。フランスは中国政府と指導者層が経済面での取り組みを賞賛し、中国経済が安定的に成長し、引き続き世界経済の成長に貢献していくことを信じている」と話しました。（Yan、Kokusei）