2015夏季ダボス会議が10日、中国の大連で開幕しました。この席で挨拶した中国国務院の李克強首相は「中国経済はハードランディングはしない。経済で合理的な範囲を超える兆候があれば、中国はそれに十分に対応できる」と述べました。

　中国経済の成長速度鈍化はグローバル経済に影響を及ぼすという外部からの不安について、李首相は「中国は世界経済のリスクの源ではなく、原動力の１つだ」と強調しました。中国は今後、更なる積極的な輸入政策を実施し、輸入商品の数量を増やし、対外投資の成長も引き続き保つということです。

　会期中、出席者は経済の不安定性や中国の新常態（ニューノーマル）など6つのテーマについて討論を展開します。中でも金融改革、人民元の国際化、インターネットプラス（インターネット企業と現代製造業との結合などを推進する政策）や国際生産力の協力などが高い注目を浴びています。（怡康、keiko）