中国の李克強首相は4日午前、北京の人民大会堂で中国人民抗日戦争及び世界反ファシズム戦争勝利70周年記念活動に出席するため中国を訪問中のミャンマーのセイン大統領と会談しました。

　李首相は、「去年11月、私がミャンマーを訪れた際に、セイン大統領と両国関係の推進と全面的な戦略協力の深化について幅広い共通認識を得た。ここ半年以来、両国関係は更に新たな進展を納めた。中国はミャンマーと共に両国関係の発展方向を確実に把握し、善隣友好を固め、実務的協力を広め、人文交流を増進させたい。双方は、国境地域の安定を維持し、共同発展を推し進めるために共に努力したい」と述べました。

　セイン大統領は、「ミャンマーが洪水災害に直面している際に、中国が迅速に援助を提供したことに感謝している。中国が引き続きミャンマーの水利施設の建設を支援することに期待している。ミャンマーは、李首相が去年来訪した際に得た重要な共通認識を積極的に実施し、インフラ施設の建設における協力を強め、両国の道路、水運など相互連結に関するプロジェクトの推進を加速させ、青少年、教育などの人文交流を拡大させ、両国の世世代代の友好を推し進めたい」と話しました。（劉叡、kokusei）