20150904news7
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IMF(国際通貨基金)のマレー報道官は3日、「人民元を特別引出権(SDR)構成通貨に採用するかをめぐって、最近の中国市場変動は懸念材料にならない」との考えをしめしました。
同日の記者会見で、マレー報道官は「最近、一部でみられた相場変動は、中国が為替相場の柔軟性を高める動きに対して市場が反応した結果によるもので、人民元をSDR構成通貨に採用するかどうかの見直し作業に対して影響を与える由もない」と説明した上で、IMFによる5年に一度の見直し作業は順調に進められており、今年年末までに見直し作業を終了する方針だと強調し、「中国がより柔軟性のある為替相場を実施することを歓迎する」との考えも示しました。
SDR構成通貨採用の見直しでは通貨発行国の輸出貿易の規模と該当通貨の自由利用度といった2つの基準があります。2010年の評価見直しでは、人民元は1つ目の基準を満たしたものの、2つ目の基準に満たされなかったとのことです。(ミン・イヒョウ Kokusei)
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