中国国務院の李克強首相は1日午後、北京の人民大会堂で中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利70周年記念行事に参加するために中国を訪れたカザフスタンのナザルバエフ大統領と会談を行いました。

　李首相は「両国の全面的な戦略パートナー関係は現在新しい発展の段階に入った。昨日、習近平主席との会談で大きな成果を収めた。中国はカザフスタンと貿易往来を絶えず拡大し、金融協力を積極的に拡大し、人文交流を絶えず深め、国際と地域問題における協力を緊密なものにし、両国関係の発展を推し進めていきたい」と表しました。

　李首相は「両国は大規模な生産能力協力の展開をめぐって共通認識が達成されたこの半年、多くのプロジェクトについて認識が一致した。双方はそれを実施し、投資と融資のプラットフォームの役割を果たし、人的往来に便宜を図り、両国の生産能力協力の区域的役割と世界的な役割を発揮させていく。これは当面の国際経済が直面する複雑な局面の対応に役立つものだ」と指摘しました。

　これに対し、ナザルバエフ大統領は「両国の全面的な戦略パートナー関係が深まりつつあり、生産能力協力を始めとする実務的協力は新たな段階に入った。カザフスタンは中国と生産能力協力という構想を実施し、両国貿易の多様化を推し進め、コネクティビティを強め、新ユーラシア大陸橋を構築し、両国関係発展の新しい時代を切り開いていきたい」と話しました。（殷、kokusei）