中国の習近平国家主席は1日北京で、スーダンのバシール大統領と、両国の戦略パートナー関係樹立に関する共同声明に調印しました。

　声明は「中国とスーダンは1959年2月4日に国交を樹立して以来、両国の友好協力関係が平和共存5原則を基に積極的かつ安定した発展を遂げ、各分野における互恵協力が実り豊かな成果を収めた。双方が協力を強め、それを高い水準に引き上げていくことは両国、両国人民の共通の利益に合致し、両国の発展と繁栄にもプラスとなる。このため、両国の元首は、両国関係を、戦略パートナー関係まで格上げすることを決めた」と述べています。

　声明はまた「この枠組みの下で、双方は政治、経済、人文、軍事、安全などの分野で協力を強め、独立、主権、領土保全に関する問題や互いに関心を持つ問題においては支持し合う。いかなる形のテロリズムにも反対し、中東とアフリカ地域情勢に関する交渉と協調を強める。また経済貿易、エネルギー、宇宙、原子力、投資などの協力を行い、双方の経済貿易関係の全面的発展を推し進め、スーダンの自主的発展能力を高める。両国軍隊の間の交流を強め、情報や安全確保、テロ取り締まりなどの面で交流と協力を強化する」としています。（Mou）