ニューヨーク連邦準備銀行のウィリアム・ダドリー総裁は26日「米連邦準備制度理事会が、この9月に利上げを実施する可能性は非常に低い」と表明しました。ダドリー総裁のこの発言が、同日の株価高騰をある程度助長したともみられています。

　26日に発表された経済データがよかったことも市場を賑わせています。米商務省は同日、季節調整後の7月の耐久財受注額は2411億ドルを超え、前月比2．0％増加したと発表しました。これは市場の予想を上回り、米国工業投資の復活の兆しとされています。

　このほか、ウォールストリートの投資家は「中国人民銀行が利下げを発表したのも、中国経済と世界経済への自信回復につながるのでは」と指摘しています。（ミン・イヒョウ　keiko）