1950年代、中国の撫順と太原の戦犯管理所ではあわせて1109人の日本の戦犯を収容していました。1956年、中国特別軍事法廷は最も極悪非道な罪悪行為を犯した45人の戦犯の審議をすすめると同時に、1017人の戦犯に対しては免訴とし釈放、帰国させました。中国で拘束され裁判を受けた日本の戦犯はみな自らの犯罪行為を認めました。
彼らは帰国した後、日本社会において中国を侵略した犯罪行為について懺悔する主なグループの1つとなり、中国で犯した殺人、放火、強姦などの罪悪な行為を公衆の面前に明らかにしました。しかし、彼らの戦争認識は当時の日本社会では主流ではなく、家族にも受け入れられず、自らの戦争体験を語ることを阻止されていました。
戦争が終結して70年経った今、これらの戦犯は年老い、戦争の真相を語ることができる人は10人足らずとなっています。この番組は戦犯管理所の教官や公訴人、中国側被害者など多くの人々にインタビューして作り上げられました。番組に登場する歴史映像の多くが初公開だということです。(ZHL、小山)
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