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中国にある日本遺棄化学兵器の廃棄、だいぶ遅れる

2015-08-16 14:23:15     cri    

 化学兵器禁止機関(OPCW)駐在の中国代表を務める、オランダ駐在の陳旭中国大使は15日、日本が中国に遺棄した化学兵器の廃棄作業が明らかに遅れていることに対し、「中国は大きな関心を示し、強い不満を持っている」と訴え、作業の進展を早め、浄化された土地に戻すよう日本側に促しました。

 これは陳大使が同日、オランダの中部都市ユトレヒトで行われた在オランダ華僑による世界反ファシズム戦争勝利70周年記念式典と抗日戦争写真展に出席し、述べたものです。

 陳大使は「中国政府は一貫して、日本政府が国際公約と両国政府の覚書に基づいて、中国に遺棄した日本の化学兵器をいち早く廃棄するよう要求している。しかし、残念なことに、今年5月末までに、完全に回収された遺棄化学兵器はわずか5万点余りで、そのうち、廃棄されたのはわずか3万8千点だった」と明らかにしました。

 日本の遺棄化学兵器は現在も中国人民の生命と財産、そして生態環境に脅威をもたらしています。日本側が「化学兵器禁止条約」の規定期間内で廃棄作業を終えないどころか、作業の進展は双方が合意し、化学兵器禁止機関に可決された廃棄計画より何度も遅れています。これに対し、陳大使は、中国側は大きな関心を示すと同時に強い不満を抱え、日本側が関連の国際条約と両国政府の覚書に基づき、中国領内にある日本の遺棄化学兵器をいち早く廃棄するよう促しました。(08/16 Lin, YM)

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