国連の「持続可能な開発のための2030年アジェンダ」の政府間交渉の全体会議が2日夜、ニューヨークで行なわれ、2016年から2030年までの国際社会の新たな開発目標に関する最終文書で合意しました。今年9月に開かれる国連サミットで正式に採択される予定です。

　これを受け、国連のパン・ギムン事務総長は声明を発表し、「最終文書は、広範にわたる革命的な目標が盛り込まれており、あらゆる面から貧困を撲滅するものになる。世界は歴史的な変わり目を迎える」と期待を示しました。

　また、中国の王民・国連次席大使は「最終文書は多くの面で中国を含む発展途上国の主張に応えている。国際社会の協力、共栄、共同発展を目指す固い意志を表し、国連サミットの開催に向けて良い基礎をつくった」と評価しました。（鵬、小山）　国際・交流へ