10日間にわたって行われていた全長3千キロ以上の中国西南シルクロード（四川・貴州コース）の調査活動に関して7月31日に四川省瀘州で結果発表会が開かれ、四川省南部から珠江口につながる西南シルクロードが歴史上確かに実在したことが判明したということです。調査団は四川・雲南・貴州の文化と経済を促す「赤水河合意」を発表し、「赤水河流域文化研究プラットフォーム」の設立を提案しました。

　西南シルクロードは高山と密林に隠された文化と経済の交流ツールとして、長い間にわたって経済や文化、民族の融合と人口の遷移などで重要な役割を果たしました。古い西南シルクロードの調査は「一帯一路（シルクロード経済帯と21世紀海上シルクロード）」の国家戦略的構想につながり、地方の経済や文化発展に現実的な意義があるとみられています。

　四川・貴州コースの調査を終えた後、専門家チームは引き続き貴州領内や広西・広東コースを調査し、古い西南シルクロードの全貌を解き明かすということです。（08/01　Lin,　小山）