炎天下の中 盛り上がる会場
中国国際青年交流センター、日本茨城県日中友好協会、韓国仁川(インチョン)国際交流財団の共同主催による第6回「中日韓青少年音楽交流祭」が25日午後、北京市内の公園で行われました。
このイベントは2010年の上海万博の際に音楽を通じて中日韓の青少年交流を促そうと始まったもので、以来年に1度、3カ国の持ち回りで開催されています。6回目の今年は中国、日本、韓国から3組ずつ、計9組、50人余りの若者が約3時間にわたって、歌やダンスを披露しました。
イベントの開幕式で、中華全国青年連合会の李青・副秘書長が中国側主催者を代表してあいさつし、「音楽には国境がないといつも言われている。中日韓3カ国の青少年がこの舞台で音楽を言葉として心と心の交流を通して、相互理解と友情が深まるよう期待している」と述べました。
日本の木寺昌人大使も挨拶に立ち「若者が交流して生まれる"感動の共有"は日中韓3カ国の財産だ。現在、日中韓の関係は容易でないところもあるが、このような時こそ、青少年交流を実施すべきだ。今回のイベントで、出演者はもちろん、観客として集まってくれている中国の若者の皆さんも感動を共有し、日中韓の若い世代の友好の輪を広げていきたい」と話しました。
シンガーソングライター TO-YAさん
名古屋からバンドと共にステージに上がったシンガーソングライターのTO-YA(トーヤ)さんは「日本語の歌詞では伝わらないはずなのに、(観客席の皆さんが)歓声を上げたり拍手したりしてくれた。心の温かさを感じた」と感動した様子でした。
炎天下の屋外イベントにもかかわらず、大勢の人が会場に駆けつけました。日本大使館の「微博(中国版ツイッター)」からこのイベントを知り、わざわざ見に来た斉さん(20代女性)は「雰囲気がとても良く、どのパフォーマンスも素晴らしかった。このようなイベント、もっとやってほしい」と語りました。(文:鵬、写真:鵬&Keiko)
イベント後の集合写真
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