中国の李克強首相は23日午後、北京にある中南海紫光閣でBRICS新開発銀行のカマト総裁らの一行と会見しました。

　席上、李首相は「BRICSの銀行の発足はBRICS諸国の協力が重要な一歩を踏み出したことを示している。それは発展途上国が新興市場国家の金融分野における協力の重要な成果であり、国際金融システムへの補完でもある。中国は各メンバー国と共に努力し、この銀行の発展を絶えず推し進めていきたい」と述べました。

　李首相は、また「複雑な国際や国内環境と様々な困難に直面しながら、中国の今年上半期の経済は7％の成長を実現した。それは改革を深化させ、イノベーションを推し進め、構造調整に力を強め、対外開放を更に拡大して収めたものだ」と説明しました。

　これに対して、カマト総裁は「中国が収めた成果に感動した。中国経済発展の方式や持続可能な発展、中国の金融市場の発展に楽観視している」と述べました。（藍、kokusei）