中国商務省の瀋丹陽報道官は21日に開かれた定例記者会見で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の妥結が中国の対外貿易に与える影響について記者から質問を受け「中国は年末に交渉が妥結する可能性のあるTPPが成功することを望む」と話すとともに、「わずかな影響はあるだろうが、大きなダメージはない」と答えました。
TPP交渉に参加する関係各国の間では市場参入や知的財産権の保護、国有企業の規則などの面で意見の相違がまだ残っていますが、アメリカ議会がこのほど大統領貿易促進権限(TPA)法案を審議し採択したため、TPP交渉はすでに最終段階に入っており、年内に交渉が妥結する可能性があるとみられています。
中国はTPP交渉から除外されているとみられていることから、TPPの成立は今後の中国の対外貿易に強いダメージを与えるという意見もあります。この意見に対して、瀋報道官は前述のように否定しました。(殷、小山)暮らし・経済へ
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