北京
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夕陽を背景にした「鳥の波」(撮影・鄧世礼)
渤海湾の北端に位置する遼寧省営口市は、国内に3つある渡り鳥移動ルートの1つ「東南アジア・オーストラリア」ルート上にあり、渡り鳥の移動における重要な休憩地であり、中継地にもなっている。毎年、およそ数10万羽の渡り鳥がここを通過する。渡り鳥の「中継地」である営口市は、浅瀬や干潟が豊富なことから、多くの水鳥が捕食をし、羽を休めるためにやってくる。そして営口市ならではのユニークな奇観となっているのが、「鳥の波」だ。赤々と輝く夕陽が大海原に沈むころ、干潟で食べ物を探していた水鳥たちが空に舞い上がり、群れの形を自在に変えながら、まるで波を打つように集団で飛ぶ様子を見ることができる。数多くの水鳥が一斉に飛び立つ様子は、壮観この上ない光景となっている。中国新聞網が伝えた。「人民網日本語版」2020年8月31日