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今回は中国と日本の医療、がん治療における交流にスポットを当てます。ゲストは国立がん研究センター東病院胃外科の木下敬胃外科長です。
中国は今、年間、約50万人の人が胃がんと診断されると言われています。これを背景に、中国は近年、胃がん治療に関する研究や手術のスキルアップを狙い、医療先進国との交流を重ねています。
こういう状況の下、胃がんの世界最高レベルの大会とされる「世界胃がん大会」第12回会議が2017年に北京で開かれます。中国にとって、初めての開催です。開催まで残り1年となった先月中旬、北京のオリンピック選手村にある国際会議センターで、「第11回全国胃がん学術会議(CGCC2016)」が開かれました。国内はもちろん、韓国・日本・アメリカなどからも、胃がん治療のトップクラスの医師と専門家が招かれ、約2000人が出席したといわれています。
木下医師は、学会の一部として北京大学付属腫瘍医院で3D腹腔鏡による胃がん手術を執刀しました。
中国の胃がん治療は今どのような状況にあるのか、日本を始め、世界各国との提携をどのように進めているのか、木下医師に胃がん予防に役立つ食生活のお勧めも含めてお話を伺います。
【プロフィール】
木下敬弘(きのした・たかひろ)さん
1969年金沢市生まれ。
1994年に金沢大学医学部卒業、同大学第1外科に入局。
東邦大学医療センター佐倉病院・外科講師を経て国立がん研究センター東病院へ。
現在は同病院胃外科 科長。
2013年、中国・天津人民病院から招聘され、これまで20数回中国を訪れ、北京、西安、広州、鄭州、成都など各地の病院との交流を展開。
日本内視鏡外科学会評議員・技術認定医・縫合結紮(ほうごう けっさつ)講習会インストラクター、日本外科学会専門医・指導医、日本消化器外科学会専門医・指導医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本肥満症治療学会評議員、日本がん治療認定医機構認定医、ヨーロッパ内視鏡外科学会員。
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