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王編集長、北京を歩く♪~日本語月刊誌『人民中国』の王衆一さんに聞く

2016-03-01 19:46:41     cri    

 一年の計は春にあり。
 今がまさにその時。今回はこんな季節にふさわしい話題です。
 日本語月刊誌「人民中国」の王衆一編集長をスタジオにお迎えしました。今回は雑誌作りをめぐってのお話ではなく、キーワードは「健康づくり」です。

 193センチの長身。体重は一時期125キロを超えていた王編集長。2014年末、体調不良で検査入院することになってしまいました。外出は車、運動はしない、机仕事が多い。こんな生活習慣が健康を損ないました。「このままではやばくなるぞ」と医師から警告され、そこからスタートしたのが、ウォーキング健康法でした。


歩く王編集長
 

 さっそくスマフォにジョギング用APPをインストールし、GPSで表示された地図を片手に、歩く範囲をどんどん広げていきました。このようにAPPで軌跡を記録し始めてまもなく1年。歩いた距離は合計3600キロを超えました。最初の頃の足の痛みや、今も続く流れる汗と引き換えに、得たものがあります。
 「ウェストが細くなり、ベルトに新たに12個の穴を開けた。僕にとって年輪のようなもの(笑)。体重は25キロも軽くなり、今は18歳の自分に戻ったよ」と顔をほころばせました。
 警鐘を鳴らしてくれた医師とは、「では1年後にまた会おう」と約束しました。その約束の日がまもなくやってきますが、1年前の心細さがウソの様。今は健康に対して自信満々の王編集長です。
 また、外見上の変化だけではなく、スローライフに替わったことにより、思いもよらなかったこともあったと言います。それは、心身共におきた変化でした。
 都会の北京でも、実は季節の移り変わりがはっきりしていて、目を楽しませてくれる四季折々の風景があった。



王編集長のアルバムから~歩きながら楽しむ  四季折々の北京 

 PM2.5がひどくて歩けない日も確かにあったが、でも、数えてみると、そんなにも多くはなかった。
 コンクリートジャングルの中に入ると、その中を生きる人々の喜怒哀楽がある。
 色、匂い、人々の表情など、車での移動では見る機会もない様々なものが蘇ってきた…
 ある時スマフォのWechatに友人からメッセージが届いた。クリックすると、小野リサのしびれる歌声で「遠くへ行きたい」。学生時代に良く聞いていたメロディーでした。
 北京の胡同を歩きながら、王編集長にはこみ上げるものがあり、目が潤みました。そこで思い浮かんだ一句は「なつかしや 心くすぐる 過去の歌」…
 365日以上も歩き続けてきた王編集長。ほかにも、「人民中国」の誌面でも読めないエピソード満載!詳しくはどうぞ番組をお聞きください。(写真提供:王衆一)

【プロフィール】
 王衆一(おう しゅういち)さん 

  日本語月刊誌『人民中国』総編集長。
  1963年瀋陽生まれ。
  吉林大学で日本言語学を専攻、1989年に修士号取得。
  同年、人民中国に入社。
  1994年から東京大学で一年研修滞在し、表象文化を研究。
  2001年から『人民中国』編集担当副社長。
  2007年から編集長に就任。
  日本映画の大ファン。
    「遊び心の塊」と自称し、中日両国民の相互理解を促進するための雑誌「人民中国」を作りながら、 コミュニケーション、映画、翻訳学、大衆文化など多岐にわたる研究をしている。
主な著書に『日本韓国国家のイメージ作り』
訳書に『日本映画史100年(四方田犬彦著)』などがある。

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