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聞き手:王小燕
8月18日に放送した丸山さんインタビューの続きです。
日本の敗戦後、日本に引き上げるまでの冬、燃料や食べ物を届けてくれた命の恩人への感謝と、軍国主義を発動した戦争の加害者でありながら、苦難に満ちた逃避行の末、多くの命が帰らぬ人となった日本人犠牲者への慰霊。丸山さんにとっては、今回は、この2つが東北の旅の目的でした。
そして、今回丸山さんが10年余り前から探し続けてきた恩人は、すでに他界し結婚していなかったため、直系の子孫もいないことが分かりました。恩人やせめてその子孫に直接お礼を言うことはできませんでしたが、「この気持ちを忘れずに、別の形で表す」と丸山さんは言います。
旅は今回も鉄道沿いを中心に続けられました。「歴史の現場に立つと蘇るものがある」と言う丸山さん。今回は公主嶺から葫蘆島までの道中の見聞、人々との触れ合い、そして、旅を通して実感した中国と日本の人々のあるべき付き合い方などについてお話を伺いました。
80歳の巌さんにとって、この戦後70年目の中国東北の旅の意義は?詳しくは番組をお聞きください。
【プロフィール】
丸山巌(まるやま いわお)さん
元ジャンボ機パイロット
1935年 ハルビン生まれ
1946年 日本に帰国
1958年 航空大学校を卒業し、パイロット訓練生としてJALに入社
1959年 副操縦士
1977年 機長
1978年 日本航空機長会理事
1982年 日本航空機長会会長(11年間務める)
1995年 退職
1980年~1990年 稲尾和久総監督と共に、毎年福建省を訪問してアモイ大学、福建師範大学の学生に野球を教え、JALの客室服務員や操縦士チームとの交流を行い、野球道具を寄贈する。
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