「生活の質」にこだわった都市づくりを目指す杭州市では26日、「生活品質国際交流活動」が行われました。
杭州市はこれまで「中国でもっとも住みやすい都市」「幸福度の高い都市」などに選ばれており、中国でも生活水準が高い地域として知られています。今回の活動は国内外の人たちに杭州市民の生活を間近に体験し、その都市づくりの様子を見てもらおうと、開かれたもので、中国在住の外国人教員やメディア関係者、大使館の職員などが参加しました。
一向は、まず朝7時から、市内中心部にある呉山広場を訪れ、一日の始まりを運動から始める市民たちの様子を見学しました。この広場では、毎日、朝6時過ぎから、大勢の市民がやってきて、太極拳や健康体操、社交ダンスなどで汗を流します。参加者は、その多くがお年寄りですが、中には家族に連れられてやってきた若い夫婦なども混じっています。また、これまで中国の伝統文化に触れたことのなかった参加者は、市民から太極拳の手ほどきを受けるなど、さまざまな交流をしていました。
その他、市内の大学や住宅を訪れて、市民の生活の様子を見たり、杭州ならではの食を味わうなどの活動が行われました。主催者は「この活動を通じて、東洋と西洋の文化を融合させた高いレベルの市民生活を体感してほしい」ということです。(朝倉)
|