現在オリンピックに向けて北京はインフラの整備を進めています。特に、交通機関をどんどん増やしています。例えば、去年10月に開通した地下鉄5号線もその一つです。そして、今年6月ごろに開通する予定の地下鉄10号線は今、工事を急いでいるところです。多くの乗客の便宜を図るために、10号線の列車の運転間隔は4分にします。10号線は、最も北の万柳駅から最も南のキン松駅まで40分しかかからないそうです。
北京空港と北京市の中心部を結ぶ空港線と、この10号線が交差して乗り換え駅も出来ますから、空港から市内への移動も大変便利になります。電車ですが、伝統的な列車とリニアモーターカーの中間といえる新しい車両です。最高時速は110キロで、しかも無人運転です。ちなみに、この空港線も今年の6月末に開通する予定です。空港線は、10号線のほか地下鉄2号線にも乗り換えることができます。
10号線と空港線ができれば、外国からの観光客にとっては、オリンピックばかりでなく北京を巡る旅そのものが便利で楽しくなります。
さらに、もう一つの地下鉄も建設中です。それは、主なオリンピック施設を貫くオリンピック線です。このオリンピック線ができると、競技場に行くのが大変便利になります。また、オリンピック線の各駅もそれぞれの特徴を持っていて、駅ごとに異なる眺めが見られます。
8月のオリンピックの前に北京の交通はぱっと変わると思いますが、大会とともにこれも大きな楽しみです。
さて、今週の番組をご紹介しましょう。
今週の「ワンポイント」では、中国西南部貴州省の荔波へ独特なカルスト地形を見に行きます。荔波には、小七孔観光区と大七孔観光区という二つのカルストの見所がありますが、それぞれどんな特徴を持っているのか?どんな美しい景色が見られるのか?ぜひ今週の番組をお聞きください。
それから、「旅インフォメーション」では旅情報を2つご紹介しました。
今週の「中国の旅」、ぜひお楽しみに!
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