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さて、1日成都の街を歩き回ってお腹が空いたら・・、そう、四川と言えば激辛四川料理です。なぜ四川料理は辛いのか?四川省は夏は暑く、冬は寒い。「蜀犬日に吠ゆ」という位、曇りの日が多く湿度も高い。そこで辛いものを食べてたくさん汗を書いて体にこもった熱と毒を外に出そうという考えからだそうです。四川料理の辛さは「麻辣」と言われ、唐辛子の他に山椒が効いて舌が痺れる辛さです。その代表的な料理が「麻婆豆腐」。成都には元祖麻婆豆腐と言われる「陳麻婆豆腐店」があります。麻婆豆腐は成都の陳さんというあばた顔(麻)のお婆さんが考案したことからその名が付いたと言われています。さすが元祖は激辛。辛さに耐えながら麻婆豆腐だけを食べていましたが、周りの中国人を見ると皆、白いご飯の上に麻婆豆腐をのせて食べている。なるほど、ご飯と一緒に食べれば丁度いい辛さ。これが本場の食べ方なんですね。他にも四川料理には日本でおなじみの担担麺やおこげ料理など、美味しい料理がたくさんあります。本場の四川料理を堪能できるのも成都の大きな楽しみです。
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夕食の後の楽しみは、四川省独特の伝統芸能「川劇」の観賞です。中国には京劇をはじめとして越劇、崑 劇など様々な地方劇がありますが、中でも川劇は他の地方劇とは一線を画すエンターテイメントの要素に富んだ、独特の演目で知られています。中でも「変面」は、一瞬にして顔につけた面を変える芸で、連続して十数回にわたり、面を次々に変えていきます。昔は一子相伝の秘伝の技で、その厳しさは日本でも公開されたことがある中国映画「変面王」にも描かれています。現在でも全中国で僅かな人しか会得していない変面を見ることができるのも成都ならではでしょう。
一日成都を歩き回りましたが、北京、西安、上海、同じ中国でも、どの都市とも違う四川省独特の雰囲気を味わうことができるのが成都の街です。是非一度訪れてみてはいかがでしょうか。
次回は成都を離れて、パンダの故郷、臥龍自然保護区へ向かいます。
<日本航空チャーター便で行く 四川省の旅>
この夏、日本航空では、日中国交正常化35周年を記念して、日本から成都へのチャーター便を運航します。パンダと触れ合える成都・臥龍コースや、二大自然遺産を訪ねる 九寨溝・黄龍コースなどをご用意。この機会に「天府の国」四川省を訪れてみてはいかがでしょうか?
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