四川省は古来から「天府の国」と言われ、水と緑にあふれ、物産が豊かな土地として知られてきました。中国の世界遺産のうち6つがこの四川省に位置しています。
歴史遺産としては世界最大の磨崖仏の「楽山大仏」、天府の国を作った古代の水利施設「都江堰」、道教の建築群で有名な「青城山」。自然遺産としては、澄み切った湖と原生林の風景「九寨溝」、石灰棚の奇景「黄龍」、パンダの故郷「臥龍」があり、広い中国の中でも歴史・自然の双方の遺産がこれだけ多く残る省は他にありません。
これだけ見どころの多い四川省ですが、内陸に位置するため、日本から行くには乗り継ぎもあり、なかなか大変です。しかし、この夏、日本航空で日中国交正常化35周年を記念して日本から成都への直行のチャーター便を運航されることになるなど、最近益々注目度が高まり、日本からの観光も身近なものになってきています。
今回はそんな四川省をめぐり、数回に渡ってその見どころを紹介していきたいと思います。まず第一回目は四川省の省都、成都の街を訪れます。成都は三国志の蜀の都として知られる歴史都市ですが、その印象とは違って現在の成都は 近代的なビルが立ち並ぶ大都市です。しかし、まだまだ一本裏道に入れば、庶民的な街並みが残っています。特に目立つのは茶館です。>>続き
<日本航空チャーター便で行く 四川省の旅>
この夏、日本航空では、日中国交正常化35周年を記念して、日本から成都へのチャーター便を運航します。パンダと触れ合える成都・臥龍コースや、二大自然遺産を訪ねる 九寨溝・黄龍コースなどをご用意。この機会に「天府の国」四川省を訪れてみてはいかがでしょうか?
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