廬山は別名、匡山または匡廬といい、江西省九江市にあります。言い伝えによると、殷周の時代に、匡という苗字の7兄弟がおり、この地で粗末な小屋を建てて隠遁生活を送り、その後仙人になり、彼らが住んでいた小屋は山になったといいます。このような伝説から、山の名前が名付けられています。
廬山は北は長江に面しており、長さ約25キロ、幅約20キロで、山の峰の大部分は海抜1000メートル以上で、主峰の漢陽峰は海抜1474メートルのところにあります。山々は、雲に覆われており、幽玄です。また、泉や滝、不思議な形をした石などが分布しており、見所が多いです。夏はさわやかで心地よいので、国内有数の避暑地、療養地として知られています。
歴代の詩人、墨客もこの山を訪れており、1500人にものぼる詩人が登山したと伝えられています。中でも有名なのは、陶淵明、李白、白居易、蘇軾、郭沫若などで、この地に多くの傑作を残しています。
近年は、山の上に、張学良、蒋介石、毛沢東、周恩来などの有名政治家が居住した別荘が残されていることから、あこがれの別荘地として、人々の憧れの的になっています。(中華遊ネットより)
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