春は、万物がよみがえって、木々が芽吹き、花々が咲き始め、ピクニックにいい時期になります。でも、郊外に出かける場合、「花に触れないように注意すること」も必要になります。
植物学の専門家の研究によりますと、よく見かける植物のうち、50種類以上の植物には毒のある物質が含まれ、人が触れすぎると病気にかかるものもあるとのことです。
たとえば、
1、 万年青(おもと)の葉と果実には有毒物質が含まれ、皮膚に触れると痒みを起こす場合があります。
2、 夾竹桃(きょうちくとう)は花が綺麗で、土壌の質を問わずよく育ちます。夾竹桃の葉、樹皮、花と果実には、「竹桃菌」という猛毒物質が含まれ、触れすぎると呼吸器官と消化器官の癌を誘発する恐れがあります。
3、 お辞儀草(おじぎそう)にはオジギソウアルカリという有機物質が含まれていて、人間が触ると、草がお辞儀するように垂れ下がります。この有機物質は毒性が高く、人が触れ過ぎると、脱毛症など体の不具合を起こしやすくなります。
4、 水仙は観賞用に好まれ、漢方薬としても使われますが、花と鱗茎には有毒物質が含まれています。人や動物が水仙を誤って食べると、嘔吐、下痢などの症状を起こします。
5、 トンキンカツラは夜間になると、香りが濃くなり、蚊避けに効き目があります。このため、トンキンカツラを室内に置くことも多いです。しかし、この香りは人にも有害で、特に、高血圧や心臓病の患者がこれをかぐと、息が詰まり、病気を誘発する恐れが高まります。ですから、満開になったトンキンカツラは絶対に寝室には置かないでください。
そのほか、オランダカイウ、ポインセチア、ヒガンバナやユリなどの花にも有毒物質が含まれているので、これらの花には触らないほうがいいでしょう。また、敏感な対異質の人は花粉やにおいにアレルギー反応を起こす恐れがあるので、ハイキングする時は気を付けるようにしましょう。(翻訳:姜平)
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