2、甘孜塔公草原:仙境の地
四川省のチベット自治区にある美しい甘孜観光区は神秘的、楽しさいっぱいの場所です。成都から出発すると、途中で丹巴(石周)楼(トーチカ)、塔公草原、道孚の景色などが見られます。原始林を馬に乗って海螺溝の景色を楽しみつつ、稲城では雪に覆われた峰、色彩の変化に富んだ湖の絶景を堪能することもできます。
丹巴:ここは「地球の花」と呼ばれています。五つの河が集まり、五つの山に囲まれているのが丹巴です。河と山は丹巴を中心に360度で放射状に広がり、まるで花のようは形です。ここには人間と自然がうまく融合して、甲居山寨や風景画のような(牛毛)牛溝、そして神秘的な墨爾多神山と党嶺山があります。遠くから見れば、「千(石周)の国(千のトーチカがある国)」と呼ばれる丹巴には多くのトーチカでできた独特な風景のほかに、野の花が咲き乱れる川や谷もあります。
塔公:「塔公」はチベット語で「菩薩が好きな場所」の意味です。その名前から風光明媚な場所だということが分かります。塔公は塔公草原、塔公寺、木雅金塔、神山などからなっています。折多山から新都橋鎮までの風景は、壮観を極めるもので、「光と影の世界」と「カメラマンの楽園」だとも呼ばれています。塔公草原は甘孜州で中心都市の康定に最も近い完全な牧畜草原です。ここで馬に乗って草原を駆け抜け、香ばしいバター茶を飲みながら、美しい草原風景を楽しんだりすることもできます。
道孚:チベット高原から山地に連なるゾーンにあります。雅拉雪山と貢ガ雪山の間にある龍灯大草原は、静かで自然が豊かの場所で、夏になると、草原で花が咲き乱れ、牛と羊が群れをなしています。交通が不便なため、道孚では、今でも原始的な自然風景と古い民族風情が残されています。そのうち、道孚県扎(土辺に貝)区で広く伝わっている「走婚(男性が女性の家に行き結婚生活をする)」の習慣と、それに合わせたトーチカ登りは最も特色のあるものです。「走婚」するチベット族の男性は、初めて女性の家を訪ねる時、トーチカ登りのテストを受けなければなりません。トーチカ登りは通常は夜に、手に何も持たないで高さ20メートル余りの所にある女性の部屋まで登ります。勇気を持ち、意志が強くて力強い人にだけ愛を得ることができるのです。
旅のアドバイス
1、 高原では昼と夜の温度差が大きく、夏でも防寒服を持って行くことをお勧めします。また、風邪薬や高山病の薬それに、日よけ止めや乾燥対策にも気を付け、果物と食べものを持参することが欠かせません。
2、 乗馬の時は、険しい道や下りの道では、馬から降りて歩いた方がいいです。
3、 康巴チベット区内で、地元の宗教信仰と民族風俗を尊重するよう心がけてください。
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