草原の夏の到来は遅く、しかも短いものです。夏は草原旅行の絶好の季節です。手に羊肉を持って食べ、馬乳酒を飲みながら、遊牧民の生活を味わうことは原始的ではありますが、素朴な生活に戻るような気分になります。
1、 内蒙古 阿爾山(アルシャン)草原奥地
毎年の4月から10月までは内蒙古草原の景色と気候の観光に最もいい時期です。呼倫貝爾(ホロンバイル)??海拉爾(ハイラル)を中心に、満州里、阿爾山(アルシャンほ)などのスポットを含む内蒙古観光コースには、草原、森林など自然風景のかに、民族文化や国境貿易など珍しい観光コースものもあり、さらに、阿爾山の天池(湖)、杜鵑湖など新しいスポットもあります。
推薦理由
阿爾山は草原に抱えられた都市で、内蒙古自治区の興安県にあります。大興安嶺に位置し、呼倫貝爾、錫林郭勒、科爾沁、蒙古の四大草原に囲まれて、全国屈指の氷雪景勝地と世界最大の温泉群があります。
見どころ
阿爾山には草原と森林がつながり、雪山と温泉が共存しています。夏になれば、阿爾山から北東へ行くと、大興安嶺を下り、草原を駆け回る気持ちよさが堪能できます。花、木、空、水など自然が美しいだけではなく、運がよければ、山に積もった万年雪も見られます。
天池山の近くにある杜鵑湖は、春になるとツツジが一斉に咲くことで名を付けられたのです。毎年5月、大興安嶺は草が芽生え、草原が薄緑になり、残雪雪のある頃、ツツジが山いっぱいに咲き誇り、赤い花と白い雪が映えて、互いに引き立てあう絶景となります。
火山とミネラルウォーター
阿爾山市は神聖な泉が湧くことで有名なところです。ここには世界でも稀に存在する天然のミネラルウォーターがあり、76の泉が4区分されています。阿爾山市内には、「中国温泉博物館」があり、見学する傍ら、温泉に浸って、その驚くべき治療効果を体験することもできます。
国境風景
阿爾山は中国とモンゴルの国境にあります。両国の国境線部分は90キロ余り続きます。阿爾山区域内のハルハ河はモンゴルを流れ、貝爾湖を経て、中国に流入します。河のモンゴル側は世界級の生物多様性自然保護区です。
気候
阿爾山市の気候は寒くて湿気が多く、冬が長くて夏がなく、春の後は秋となります。内蒙古自治区で平均気温の最も低い都市です。昼と夜の温度差が大きく、天候が不安定です。旅をする時は、防寒服と雨具が必需品です。
交通
阿爾山までの交通手段が多く、いずれもまず飛行機で海拉爾まで行って、それから汽車でウランホトへ行き、それから車で数時間かかります。
旅のアドバイス
夏には東北地方で食事をする時、下痢など季節的対策として、なるべく生のニンニクを食べたることをお勧めします。また、草原には蚊が多いので、関連の薬品を持参すると役立ちます。(次回に続く)
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