「建外SOHO」は、いま北京で最も話題の住宅・商業複合エリア(「建外」とは、この物件のそばを通る通りの名前「建国門外大街」からきている)です。
総面積169ヘクタールという広大な敷地内には、白を基調としたシンプルなデザインの巨大なビルディングが点在しています。しかし、ところどころに庭園スペースが設けられており。無機質という感じはしません。このモダンな空間設計は、日本の建築家・山本理顕(りけん)氏が手がけたとか。
当初は、主にマンションとして開発されましたが、立地条件の良さから、最近ではオフィスや商業スペースとしての機能が注目されています。特に商業スペースとしての発展は目覚しく、敷地内には飲食店・美容院・本屋・エステ・インテリアショップ・ブティック・語学学校など、およそ300の店舗が参入しているといいます。ここの住人でなくても、ふらりと訪れてショッピングを楽しめるのがうれしいですね。
また、広場ではステージが組まれてイベントが開かれたり、ワゴンが出てフリーマーケットが開かれたりすることがあります。エンターテイメント用の会場としても、利用価値があるのではないかと思います。
まだ建設中のため、エリアとしての発展はこれからだと思いますが、北京のトレンドをリードしていくような場所になることは間違いありません。(撮影・文:末永 由希)
建外SOHO
住所:北京市朝陽区東三環中路39号(国貿中心(ワールドトレードセンター)の南側)
アクセス:地下鉄「国貿」駅C出口から南に徒歩1分
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