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南アフリカのダーバンで開かれていた国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)の第29回世界遺産委員会は、中国・マカオの歴史的建築群を文化遺産として『世界遺産リスト』に新規登録することを決定しました。中国と西洋双方の影響を受け独特の趣を持つこの歴史的建築群及び街並みは、中国では31件目の世界遺産となります。
マカオの歴史的建築群は、中国が今年世界遺産登録の申請を行った唯一の遺産です。この建築群はマカオの昔ながらの街区を中心に、周辺の広場や街路なども含め、20数箇所の小さな建築群と一体になっています。中国に現存する中で、最も古く、かつ規模が一番大きい建築群です。また、保存状態が特に良く、建築物も非常に多く、中国と西洋の建築物様式の融合をよく示しています。
マカオ特別区の崔世安社会文化長官は、「マカオの歴史的建築群申請の成功は、中華文化の誇りでもあり、マカオ住民皆の誇りでもある。マカオ地方政府は、ユネスコの意見に従い、遺産の保護ならびに教育面で努力し、マカオと世界の文化交流を引き続き強めたい」と語りました。
国際古跡・遺跡理事会の中国委員会主席でもある、国家文物局の張柏副局長は、マカオの歴史的建築群の価値を以下の二点に纏めています。一つはこの建築群は中国と西洋の文化的特色をともに引き継いで、中国と西洋の文化融合を示していること。もう一つはマカオで融合した文化がその重要な地理位置によって、中国大陸、日本、朝鮮半島及び東南アジアなどの文化に影響を与えていることです。
今回の会議での新規登録は計24件で、これにより、『世界遺産リスト』に登録される自然遺産、文化遺産及び自然・文化複合遺産はあわせて812件となります。
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