青海省

　青海省は省内に中国最大の内陸塩湖である青海湖があり、これがそのまま省名になりました。中国西部地区にある青海省の総面積は72.23万平方キロ。青海省西寧市、海東市の２つの市と６つ民族治州を管轄しています。省都は西寧市で常住人口はおよそ562万人。漢族のほか回族、チベット族、トゥ族、サラ族、ウイグル族、蒙古族、タジク族などの少数民族が住んでいます。

　青海省は高原大陸性気候で、気温が低い、一日の温度差が激しく、降水量は少ないため降雨期が集中している、日照時間が長い、紫外線が強いなどの特徴があります。また冬は厳しい寒さで長く、夏は涼しいのですがとても短いです。

甘粛省

　甘粛省は中国の西北部・黄河の上流地帯にあり、「甘」または「隴」の略称で呼ばれます。省都は蘭州市で12の地級市、2つの自治州を管轄しています。

　中国中部の黄土高原とチベット高原に囲まれた甘粛省の総面積は45.37万平方キロ。実に国土面積の4.72％を占めます。常住人口はおよそ2556万人。甘粛省は少数民族の集中居住地であり、漢族のほか回族、チベット族、トンシャン族、ユグル族、バオアン族、蒙古族、カザフ族、トゥ族、サラ族などが住んでいます。甘粛省の気候は乾燥し、気温差が激しいのが特徴です。

寧夏回族自治区

　寧夏回族自治区は中国の5つの少数民族自治区の一つで、「寧」の略称で呼ばれます。中国の西部の黄河上流に位置し、総面積は約6.6万平方キロです。省都は「銀川」で、東は陝西省、西と北は内蒙古自治区、南は甘粛省と隣接しています。昔から各民族の往来が盛んな所です。寧夏回族自治区の常住人口はおよそ630万人で、そのうち回族と満族の占める割合が多いです。寧夏回族自治区は典型的な大陸性気候で、年間平均気温は約5度～9度です。