北京は(1)ブーツにコートという冬のファッションが目立つようになりました。皆さんの所はいかがでしょうか。
さて、北京市の繁華街である(2)西単や(3)王府井などにある(4)地下通路で、(5)ギターを弾いて歌うストリート・ミュージシャンをよく見かけます。これらの人の中には、地方からの人が多いです。このほかに、多くの(6)画家、彫刻家などアーチストの卵も、北京の街に集まっています。
彼らは(7)家賃が安いアパートなどを選んで住んでいるが、その集団はいつの間にか大きな規模になっています。その場所はほとんど(8)都心から車で一時間ほど離れた郊外にあります。たとえば、北京(9)首都国際空港に向かう道路の近くには、このような村が二、三箇所あり、(10)「芸術村」という名前が付いています。その一つ「大山子芸術村」は、倒産した工場の跡にできたのです。工場の建物はアパートには生かせないことから、ずっと放置されていました。しかし(11)天井まで7メートルの高さや広い窓は、絵画や彫刻の製作には(12)打って付けの理想的な場所です。家賃が安い上、広い工場の敷地だったことで、(13)前衛的な作品を制作するアーチストを引き付け、中国や外国からの画商にも注目されるようになりました。また、アバンギャルドのファッションショーや展示会も行われているので、好奇心に誘われてやって来る北京市民も少なくありません。(14)無名の画家や彫刻家として、物価の高い北京で生活するのは、大変だと思うが、そこの住民の1人は、「ここで一つの(15)アイディアが浮かんでくると、いろいろな面から刺激も集まってくる。これに促されて、現実の成果が生まれてくるのだ。しかし、よその町にいれば、せっかくのアイディアも、いい結果を出せず、最後は(16)跡形もなく消えてしまう」と、「芸術村」での生活を話しています。
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