中国外務省の秦剛報道官は28日、北京での定例記者会見で、EU・欧州連合の輪番議長国であるフランスのサルコジ大統領がまもなくダライ・ラマと会談を行うため、12月初旬フランスで行われる予定の第11回中国・欧州首脳会合を延期すると明らかにしました。
秦剛報道官は、「チベット問題は中国の主権と領土保全、それに中国の根本的な利益に関わる」とした上で、「中国は断固として、いかなる国の指導者がダライ・ラマと、いかなる形の交渉をすることに反対する。フランスに中国の原則と立場を何度も表明したが、フランスは中国側の立場と両国関係を顧みず、ダライ・ラマと会談することを大々的に宣伝している。そのため、中国・欧州首脳会合を延期せざるを得ない。この結果を招いた原因は中国になく、それについての責任も中国は持たない。会議の再開はフランスの対応次第である」と述べました。(翻訳:KH)
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