中国外務省の秦剛報道官は26日、第11回中国・EU首脳会合を延期したことについて、記者の質問に答え、「延期の責任は中国側にない。中国はEUと共に努力し、中国とEUの安定した関係発展を推し進めていきたい」と語りました。
秦剛報道官は、「中国は12月の初旬、フランスで開催する予定の第11回中国・EU首脳会合を非常に重視しており、積極的に努力を払い、多大な準備作業を行ってきた。しかし、EU理事会の輪番議長国であるフランスの指導者はこのほど、中国・EU首脳会合後に、ダライ・ラマと会見することを発表し、中国政府と人民の強い不満を招いた。チベット問題は中国の主権と領土保全に関わり、中国の核心的な利益と関係のあるものだ。ダライ・ラマがいかなる身分でいかなる国で祖国分裂の活動を行うことに断固反対し、外国の指導者がダライ・ラマといかなる形式で接触することにも断固反対する」と語りました。
秦剛報道官はまた、「フランスやEUとの友好関係を維持するため、中国は根気よくフランスと交流を続けたものの、残念ながらフランス側は積極的な反応をしてくれなかった。このような情勢の中で、中国・EU首脳会合が良好な雰囲気で開催され、予期目的に達成することは無理だろう。そのため、中国側はやむを得ず、首脳会合の延期を決めた」と述べました。(11/27 翻訳者:Lin チェッカー:大澤)
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