世界銀行は、25日北京で最新の「中国経済四季報」を発表し、国際金融や世界経済の動乱が中国経済に与えた影響は、現在コントロール可能な範囲にあるとしました。しかし、今後はその影響が大きくなるだろうと予測しています。
世界銀行のチーフ・エコノミストであり、「四季報」を主筆したルイス・クイジス氏は、「中国の金融体系は国際金融市場と相対的に隔離されており、直接的な衝撃を免れている。実体経済において、新興市場の需要は高く、さらに中国は自らの競争力で国際市場でのシェアを高めているので、輸出全体がまだまだ成長するだろう。しかし、来年の輸出の増加分は減少する見込みだ」と評価しました。
「四季報」では、2009年の中国のGDP成長率は7.5%前後となり、そのうちの半分以上が政府主導の支出によると予測しています。(翻訳:黄恂恂、チェック:末永)
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