中国商務省は19日、秋の「中国対外貿易情勢報告」を発表し「今年第4四半期から来年までの対外貿易発展の外部環境は緊迫しているにもかかわらず、直面する困難より発展の機会の方が多い」と見込んでいます。
この報告では「国際市場の低迷によって、高級品への需要が減少した。一方で、中国の輸出品はほとんど日用品で、しかも品質のわりに値段が安い。アメリカに対する輸出の例を見れば、1月から10月までの間の輸出は去年同期より11.4%増えており、増加幅は上半期より2.5ポイント上回っていることが分かった」と分析しています。
このほか、ブラジル、インドなど発展途上国の市場に対する輸出が増えつつある一方で、中国の輸出総額に占める割合が少ないため、市場の潜在力がまだあると見込まれています。
2008年の中国の輸出入総額は2万6千億ドルに達し、去年と比べて、20%増えると予想されています。(11/20 翻訳:Yin 専門家:吉田)
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