中国商務省は18日、ベルギーのビール製造会社インベヴ(Invev)が、米国のアンハイザー・ブッシュ社(AnheuserーBusch)を買収することについて条件付きで認めることを明らかにしました。
ベルギーのインベヴ社は世界最大手のビール製造会社で、10数ヶ国に工場を設けています。両社とも中国企業ではありませんが、去年両社の中国国内における売上高はいずれも基準額を超えており、「独占禁止法」に基づいて今回の買収を中国商務省に申請する必要がありました。
調査結果によると、今回の合併が中国のビール市場や国産ビール会社に与える影響は少ないことから商務省は承認を決定しました。しかし、合併より中国のビール市場にもたらされるマイナス影響を抑えるため、商務省は4つの制限条件を付け加えました。その条件とは、一、アンハイザー・ブッシュ社は青島ビール株式有限会社(中国)の株を27%保持しているが、このパーセンテージを高めることはできない、二、インベブ社の筆頭株主あるいは上級筆頭株主が交代した場合は商務省に通知する、三、インベブ社は珠江ビール株式会社(中国)の株を28.56%保持しているが、このパーセンテージを高めることはできない、四、インベブ社が華潤雪花ビール有限会社や北京燕京ビール有限会社の株を保持してはいけない、の4つです。(翻訳:KH)
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