IEA・国際エネルギー機関は13日発表した最新の月例報告で、今年と来年の世界の原油需要見通しを下方修正しました。世界経済の成長率が鈍化しているのが主因です。
IEAは報告で、今年と来年、世界の1日あたりの原油需要量はそれぞれ8620万バレル、8650万バレルと予測しており、先月の予測を30万バレルと70万バレル下方修正しました。主要な根拠として、IMFが先ごろ世界経済の成長率予測を大幅に下方修正したことを挙げています。
またIEAは、北米とアジア太平洋地域の経済環境が悪化し、OECD・経済協力開発機構加盟国の経済が後退する可能性があることから、OECD加盟国で今年と来年の原油需要量はいずれも減少すると予測しています。(翻訳:玉華 )
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