成思危全人代常務委員会元副委員長は、5日に行われた「第五回中国資産管理フォーラム」で、中国経済が直面している問題と対策を紹介しました。
成思危元副委員長は、「中国経済は現在、発展の中期段階にあります。2010年に『第11次5カ年計画』が終了すれば、経済の総量はドイツを抜いて世界第三位になることが予想されます。ユーロ対人民元の為替レートが下がっていることもあり、2020年には全面的に『小康社会(いくらかゆとりのある社会)』を実現し、2049年には中級先進国家となるでしょう」と述べました。
また、「いまは金融危機のさなかにありますが、金融商品の開発を止めてはいけません。新たな金融商品を開発することは、金融市場をより効率化させます。ポートフォリオを組むことは、投機手段であると同時に、金融リスクを軽減する手段でもあります。金融商品の開発と監査は、ともに相互の発展を促進させる関係にあります」と述べました。(翻訳:黄恂恂、チェック:末永)
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