第21回東京国際映画祭(TIFF)が26日閉幕した。中国映画関係者にとって期待の大きかった今回の映画祭だったが、コンペティション作品、および「アジアの風」部門に参加した中国語映画9作品が受賞することは出来なかった。中国人監督の陳凱歌(チェン・カイコー)氏およびロシア人監督の巨匠、ニキータ・ミハルコフ氏がそれぞれ今年の「黒澤明賞」を受賞した以外に、中国・香港・台湾の映画界に朗報はなかった。「中国新聞社」が伝えた。
ドイツ・スイス・カザフスタン・ロシア・ポーランドの5カ国が共同制作した「トルパン」が、今回の映画祭で最も優れた監督・作品として、最高栄誉である「東京サクラグランプリ」が授与された。「食育」をテーマにした日本映画「ブタがいた教室」が最も観衆の人気を集めた作品となった。
今回中国語映画の受賞はなかったものの、「アジアの風」部門参加作品のうち、姜文(チアン・ウェン)監督の「陽もまた昇る」、香港の有名女性監督・許鞍華(アン・ホイ)の「生きていく日々」が選考委員会の高い評価を受けた。また、香港映画「親密」が今回の映画祭で日本の映画ファンの高い人気を集めた。「人民網日本語版」
|