ヴェネチア国際映画祭で最高賞の金獅子賞を争う、宮崎駿監督の最新作「崖の上のポニョ」の公開上映が31日に行われ、高い評価を得た。この作品を鑑賞した観客は「映画祭が開幕して5日の中でも一番見ごたえのある作品だった」と感想を述べた。
映画「崖の上のポニョ」はアンデルセンの童話「人魚姫」をモチーフにした作品。海に面した崖の上に住む5歳の宗介。ある日、宗介はガラスの瓶を拾い、その中にいたポニョという名のさかなと出会う。ポニョは人魚の女王の娘だった。宗介はポニョを家に連れて帰り、バケツの中で飼い始め、仲良しになる。しかし、ポニョはすぐに父の藤本に海の家へと連れ戻されてしまう。宗介のことが忘れられないポニョはずっと宗介と一緒にいるため、人間になることを決意。父の宝物を盗み出し、人間の世界を目指すが、そこには困難が待ち受けていた……。
宮崎駿監督はヴェネチア国際映画祭との縁が深い。04年にアニメーション映画「ハウルの動く城」でオゼッラ賞(技術貢献賞)、05年には栄誉金獅子賞を受賞した。
「人民網日本語版」より
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