中国の胡錦涛国家主席は25日北京で、ASEM第7回首脳会合に出席するため中国を訪問中のインドのシン首相と会談しました。この中で、胡主席は、中国とインドが戦略的で長期的な見地から両国関係を把握し、共通の利益を拡大し、共に関心を持つ問題を適切に処理していくよう呼びかけました。
胡主席は、さらに「膨大な人口を抱える発展途上国として、中国もインドも経済や国民生活を発展させる役割を担っている。国際金融危機や気候変動、エネルギーと食糧安全問題、ドーハ・ラウンド交渉などの課題においても共通した利益と立場がある。国際問題や地域問題について中国は、インドと対話と協力を強化し、両国国民の根本的利益を守る上で、発展途上国の正当な権益を維持していきたい」と語りました。
これに対して、シン首相は「近年、中国との関係が安定的に発展していることに、インドは満足している。今後も双方の戦略的パートナーシップを強め、アジア、そして世界の平和と発展に貢献していきたい」との考えを示しました。
一方、当日、習近平国家副主席と中国政治協商会議の賈慶林議長が、オランダのバルケネンデ首相、ラオスのブアソーン首相、パキスタンのギーラーニー首相とそれぞれ会談を行いました。(翻訳:コオリ・ミン)
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